連覇を誓い、力強く駆け上がった。{horse=2003100496:タマモサポート}は栗東坂路で4F54.0-39.5-13.1秒を記録。ラストは数字以上の伸びを見せ、ひと叩きの効果をアピールした。
動きを見届けた藤岡健師は満足げな表情を見せる。「しまいが速くなるように。時計のかかる馬場状態を思えば上々。動きも良かった。こういう時季なので太りやすいし、しっかりとやった」。昨年勝っているレースを目標にこん身の仕上げを施した。「1回使って体調は上向いている。昨年とはレースの過程が違うけど、見劣らない出来に持ってこれた」と状態の良さに胸を張った。
息長く活躍するタマモクロス産駒は7歳になっても元気いっぱいだ。「成長力がある。高齢馬の活躍もいい流れ。ウチのもやれるんじゃないかって思うよね」と力を込めた。
バトンを受ける津村は今年が年男。「初重賞を獲らせてもらったし、思い入れがありますからね」。そう言って主戦がバースデーVを描けば、トレーナーも「今年は勝負の年。そのためには賞金を加算しないと」とこぶしを握る。出来充実の7歳馬が、2010年の幕開けを飾る。
提供:デイリースポーツ