マイネルキッツの勝負の年がスタートする。昨年のこのレースでは4着。9番人気でのものだった。しかし、昨春の天皇賞で“GI馬”の称号を手に入れた今年は、堂々たる主役だ。迎え撃つ立場でレースを迎える。
有馬記念後の調整も順調だ。1週前の14日には美浦Wで
タカラサンデー(4歳1600万下)と併せ馬。0.9秒追走して並入したが、6F82.0-40.3-13.9秒の数字を全くの馬なりでマークした。騎乗した三浦(レースは松岡)は「やっぱり動きますね。力のいるウッドでもしっかりと動きました。ハミを抜かさせないように気をつけましたが、気持ちも乗ってきているし、いい雰囲気でしたよ」と好感触。
出来の良さに、国枝師の口調も力強い。「とにかく順調。ある程度気合をつけて行けば、2200mでも流れに乗れるはずだからね。カンパニーみたいな例もあるから、7歳になったキッツももっと目覚めるかもよ」。今春の大目標である春の天皇賞連覇へ-。まずは中山でGI馬の実力を見せつける。
提供:デイリースポーツ