朝一番の美浦P、{horse=2004103282:アブソリュート}は僚馬アースシンボル(5歳1000万下)を5Fで0.8秒追走する形で発進。4角で内に潜り込みサッと間合いを半馬身差に詰める。ただ鞍上・田中勝に目立ったアクションはない。そのままの体勢でゴールまで推移するかと思われた。
だがラスト1F、馬自身がハミを取ってキュキュッと前進。いわば二段加速のような格好で、きれいに並入決着に持ち込んだ。5F68.7-38.5-12.0秒。年明けに宮城県の山元トレセンから帰厩後、追い切りは坂路とPを併用して6本を消化。仕上がりは順調だ。
「間隔はあいたけど、大丈夫でしょう。肉体面も精神面も悪いところはありません」と宗像師。また主戦も「感触は去年勝ったときと同じくらいだね」と笑顔を見せた。
{horse=2006103192:トライアンフマーチ}は、栗東CWで角居厩舎おなじみの3頭併せ。内ダノンプログラマー(4歳1600万下)、外レッドジール(4歳500万下)に先着し、5F67.8-39.3-12.4秒をマークした。清山助手は「変わらずいい状態。仕掛けてからも良かったね。今の雰囲気をレースに持っていければ」と連勝に意欲をのぞかせていた。
中1週でも状態に陰りはない。{horse=2006105511:レッドスパーダ}は美浦坂路の3頭併せ。クラストゥス(レースは横山典)が騎乗し、余力たっぷりに4F52.2-12.8秒で並入した。「ジョッキーも“ベリーナイス”と言っていた。前走後も疲れはないし、馬体増は成長分。マイルの距離も合う」と土田助手。昨年のNHKマイルC(2着)と同じ舞台で初タイトルを狙う。
提供:デイリースポーツ