昨年の覇者{horse=2004104528:アーバンストリート}は栗東DPから坂路に移動し、単走追い。緩やかな走り出しだったが、徐々に気合を前面に出して、押さえ切れない手応えでこう配を駆ける。時計は4F52.3-38.5-13.1秒。真っすぐに力強く、芦毛はゴールを突き抜けた。
復帰後の3走は2けた着順が続く。「夏場は弱さがあって、昨夏の後半にバテてしまった。放牧先から帰厩したときも体の肉が落ちていたんだ」と植平助手は振り返る。思った以上にダメージは残ったが「調教で掛かるくらいが、この馬本来の姿。レースを使いながら体が増えてきているし、冬毛も抜けて、いい状態になっている。前走は前が壁になって追えなかった。注文の多い馬だが、ここで頑張ってくれないと」と変身に期待。鋭い末脚で連覇をつかむ。
提供:デイリースポーツ