28日付で引退した角田晃一(39)=栗東・フリー=と西原玲奈(28)=栗東・梅田智=の引退セレモニーが同日、阪神競馬最終レース終了後にウイナーズサークルで行われた。
この日、角田は阪急杯でマイケルバローズに騎乗し15着。通算8322戦713勝、JRA重賞38勝(GI10勝を含む)でジョッキー人生に終止符を打った。「パドックで暖かい声援を聞いているうちに終焉(しゅうえん)を実感した。これからは調教師として、ファンの皆さんが大勢駆けつけてくれるような馬を育てたい」と、スタンドからの“角田コール”に応えていた。
西原は27日の阪神7Rレディームスタング(13着)がラスト騎乗。「これからは調教助手となりますが、1頭1頭、大事に育てていくつもりです」と決意を新たにしていた。なお、体調不良のためセレモニーを欠席した橋本美純(36)=栗東・作田=は広報を通じ「18年間の騎手生活で学んだことを生かし、GIに勝てる馬をつくりたい」とコメント。調教助手として第二の人生を歩む。
提供:デイリースポーツ