17日、大井競馬場で行われた第16回マイルグランプリ(4歳上、南関東G2・ダート1600m、1着賞金3000万円)は、的場文男騎手騎乗の4番人気クレイアートビュンが、スタートでやや後手を踏んだものの道中は中団で競馬を進めると、直線で逃げた13番人気ヴァイタルシーズを捕らえ、同馬に1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分41秒0(重)。さらに1/2馬身差の3着には12番人気ディアヤマトが入った。1番人気マズルブラストは4着。
2、3着に人気薄が入ったことで、3連単は1,858,060円、ヴァイタルシーズ-ディアヤマトのワイドは28,790円を記録し、大波乱の結果となった。
なお、勝ったクレイアートビュンは08年の埼玉栄冠賞(南関東G3)で重賞初制覇。その後は重賞で2着が6回、3着が5回と勝ち切れないレースが続いており、今回が1年5か月ぶりの勝利となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆クレイアートビュン(牡6)
父:トーホウエンペラー
母:ベロニカ
母父:エイシンサンディ
祖母:セッテジュノー(87年新潟大賞典-GIII)
厩舎:浦和・小久保智
通算成績:51戦9勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:08年埼玉栄冠賞など
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。