キングレオポルド抽選突破で追い風ムード/NHKマイルC

2010年05月07日 12:02

 高松宮記念でキンシャサノキセキが悲願のGI制覇を成し遂げれば、2日の天皇賞・春ではジャガーメイルが続いた。春のGIロードを席巻する堀厩舎。抽選突破の{horse=2007103108:キングレオポルド}もまた、先輩のつくり出した追い風を受けて、急上昇ムードを漂わせている。

 最終追いは美浦Wでウインミッション(7歳500万下)に6馬身先行してスタートし、4角で馬体を並べて直線に向かう。仕掛ける相手とは対照的に、こちらは抜群の手応えをキープ。最後は抜かされまいとひと伸びして、半馬身先着を果たした。最近見られた気合不足の姿はなく、内面的な上昇をアピール。4F56.6-40.7-12.8秒と時計は平凡だが、走りに活気が戻ってきた。

 「きょうは引っ張ったままゴールしてほしいという指示。手綱を放したら、グイッと伸びていきそうな感じだった。ここ2回はこういう感触がなかったんだ。いい追い切りだったよ」と感触を確かめた菅沼助手も馬上で思わず笑みをもらした。

 休み明けのニュージーランドT(10着)、橘S(8着)は戦前から“泣き”のオンパレードだった。「今回も中間は馬体の張りがひと息。ハミがかりも良くなかった」と振り返っており、まさに直前のひと追いで一変という表現がふさわしい。叩き3走目にして、心身ともに本調子を取り戻したと見るべきだろう。

 実力は折り紙付きだ。今回と同じ舞台で行われた昨年11月・ベゴニア賞は1分34秒1のレコードV。続く朝日杯FS(6着)でも3着争いに加わった。「力はある馬。ここでも通用する」。復活ムードの素質馬が、厩舎の勢いに乗じて3歳マイル王を奪い取る。

提供:デイリースポーツ

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。