あと一歩でタイトルを逃しているが、安定感は文句なしの
バトルバニヤン。目下の充実ぶりは、1週前追いの手綱を取った村本助手も感じている。19日の栗東坂路で4F54.9-40.0-13.5秒。決して目立つ時計ではないが「冬場は目いっぱいやっても時計が出なかった。3走前の福島を勝ってから動きが変わってきた」。前走時は坂路での自己ベストとなる4F50.7秒をマーク。得意の季節に加速する一方だ。
福島−小倉と長距離輸送が続いた。今年の夏は歴史的な猛暑だけに、目に見えないダメージは気になるところだ。「気にするどころか、輸送が入っても体が減らないくらい。暑い方が調整が楽ですね」。森助手の表情からも不安は見られない。サマー2000シリーズで5位につける6歳馬が、新潟で逆転Vへ突き進む。
提供:デイリースポーツ