過去、ヒカリデュール(有馬記念)の父デュールや、タマモクロス(天皇賞・春秋、宝塚記念)の父シービークロス、あるいはタイテエム(天皇賞・春)やヤエノムテキ(天皇賞・秋、皐月賞)などの種牡馬を繋養していた新冠町畜産センター(新冠町高江)が34年間の歴史に幕をおろす事になった。
 同センターは、1969年に創立。JA新冠が経営権を持ち、日高でも有数の歴史を持つスタリオンとして最盛期には13頭もの種牡馬で賑わったが、「近年では農協団体が主体となって種牡馬事業を行なう時代ではない(JA新冠農政部)」という時代の流れの中で、今年限りの閉鎖が決まった。
 なお、在厩馬2頭(シルクジャスティス、スエヒロコマンダー)は近日中に静内・優駿スタリオン
ステーションに移動することになる。