シゲルキョクチョウは「イメージより乗りやすい」/小倉2歳S

2010年09月03日 12:03

 あふれんばかりの躍動感だった。{horse=2008106468:シゲルキョクチョウ}は幸を背に栗東坂路で併せ馬を行い、4F52.8-39.0-12.3秒を計時。バネを利かせた走りでパワフルキリシマ(2歳新馬)に並びかけると、鞍上の合図で一気に加速。難なく僚馬を抜き去り、0.4秒差をつけてフィニッシュした。初騎乗となる幸は「イメージしていたよりも乗りやすかった。自分のペースで追いかけたし、並んでからもいい感じ。スピードの違いで2戦とも勝っているが、引っ掛かるタイプじゃないのが分かったのが大きい」と手応えに満足そう。見守った湯窪師も「全体の時計は予定より速すぎた感じだったが、しまいは良かったと思う。前走以上の仕上がりでしょう」と出来に自信をのぞかせる。

 非凡なスピードもさることながら、実戦におけるダッシュ力も頼れる武器だ。デビュー戦、2戦目のフェニックス賞とも好発から先手を奪うと、後続を寄せつけぬ逃げ切りV。「発馬のセンスがいい。ジョッキー任せにはなるが、行けるときは行ってくれればいいんじゃないかな。重賞だし、この馬の長所を生かして頑張ってほしい」とトレーナーは力を込めた。

 好天が続いたため、比較的損傷の少ない小倉最終週の芝コース。鮮やかな逃走劇で締めくくり、同世代の出世争いを大きくリードする。

提供:デイリースポーツ

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