JRAは15日、05・08年のジャパンCダート(GI)などに優勝しGI・7勝を挙げた
カネヒキリ(牡8、栗東・角居勝彦厩舎)が、17日付で競走馬登録を抹消することを発表した。今後は、北海道新冠郡新冠町の優駿スタリオン
ステーションで種牡馬となる予定。
カネヒキリは父フジキセキ、母ライフアウトゼア(その父Deputy Minister)という血統。04年7月にデビューし3戦目で初勝利。05年4月の端午S(OP)以降ダート路線を歩み続け、続くユニコーンS(GIII)で重賞初制覇を飾ると、ジャパンダートダービー(交流G1)、ダービー
グランプリ(交流G1)、ジャパンCダート(GI)を制して、同年のJRA最優秀ダートホースに選出された。
06年のフェブラリーS(GI)でGI・4勝目を挙げると、続くドバイワールドC(首G1)では4着に健闘。帰国初戦の帝王賞(交流G1)2着後、右前脚屈腱炎を発症し、2年4か月の長期休養を余儀なくされた。08年秋に復帰すると、GI・3連勝を記録。
09年5月のかしわ記念(交流G1)2着後に左第3指骨を骨折するも、今年6月の帝王賞で復帰。7月のマーキュリーC(交流G3)で重賞9勝目を挙げたが、8月12日のブリーダーズGC(交流G2、2着)後、両前脚に屈腱炎を発症。これが最後のレースとなった。通算成績は23戦12勝(うち地方9戦5勝、海外1戦0勝、重賞9勝)、通算獲得賞金851,616,700円(付加賞含む)。