10日22時、9月の野路菊S(OP)に勝ったツルマルシスター(牝2、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、急性腹膜炎を患い危篤状態となったため、安楽死処分が取られた。同馬は6日に開腹手術を行い、栗東トレーニングセンター競走馬診療所で入院加療中だった。
ツルマルシスターは父ダンスインザダーク、母ツルマルガール。母は朝日チャレンジC(G3)の勝ち馬で、兄にツルマルボーイ(金鯱賞)がいる血統。8月に2戦目の未勝利(芝1800m)でレコード勝ちし、続く野路菊S(OP・芝1600m)では後方一気から豪快に差し切り2勝目。ファンタジーS(G3)では1番人気に推されたが7着に敗れ、その後阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を目指していたが、疝痛のため回避を余儀なくされていた。通算成績は4戦2勝。ツルマルシスターの闘病の様子については、「久美の栗東だより」をご参照ください。