「第45回デイリー杯2歳S・GII」(芝1600m)は16日、京都11Rに12頭で争われ、後方を追走した1番人気の{horse=2008103374:レーヴディソール}が、直線で外から一気に強襲。1分33秒6のタイムで重賞初勝利を飾った。1馬身1/4差の2着は5番人気のアドマイヤサガス。3着は2番人気のメイショウナルト。
兄姉4頭は、すべてGIに出走しているオープン馬。ユーイチは、ひとつ上の異父兄のレーヴドリアンに騎乗した経験があるが「タイプが違う。切れるわ」と性能の高さに関心する。順調でさえいれば、さらなる飛躍が期待できる器。「まだ体ができていない。それだけに、ダメージを与えないように乗った」とエスコートを振り返る。
見守った松田博師からも笑顔がこぼれる。「顔が大人にならんとな。しかし、この父親(アグネスタキオン)は走る馬を出すなあ。次は阪神JFになるやろう」。半姉のレーヴダムールが07年に2着に敗れた舞台を見据え、その雪辱を誓う。
福永もGIを強く意識する。「牡馬に勝ったので。GIを狙える馬だと思う。きょうが目標じゃない。来年、再来年と大きなレースに向かってほしい」。馬名は?飛翔の夢?を意味するフランス語。芦毛の牝馬が大舞台へと雄飛する。
提供:デイリースポーツ