17日、京都競馬場で行われた第15回秋華賞(3歳牝、GI・芝2000m)は、蛯名正義騎手騎乗の1番人気アパパネが道中は中団を追走。3コーナーから4コーナにかけて馬群の大外から徐々に進出すると、直線で一気に末脚を伸ばし、馬群の間隙を突いて追い込んだ6番人気アニメイトバイオに3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分58秒4(良)。さらに1/2馬身差の3着には2番人気アプリコットフィズが入った。
勝ったアパパネは、桜花賞(GI)、オークス(GI)、秋華賞を優勝し、86年メジロラモーヌ、03年スティルインラブに続く史上3頭目の牝馬三冠競走制覇を達成、阪神ジュベナイルF(GI)と合わせてGI4勝目となった。
鞍上の蛯名正義騎手、管理する国枝栄調教師ともに秋華賞初勝利。蛯名騎手は今年の重賞6勝目でJRA・GI通算17勝目。国枝調教師は今年の重賞4勝目でJRA・GI通算9勝目。

【勝ち馬プロフィール】
◆アパパネ(牝3)
父:キングカメハメハ
母:ソルティビッド
母父:Salt Lake
厩舎:美浦・国枝栄
通算成績:9戦6勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:09年阪神JF、10年桜花賞、10年オークスなど