存在感を示す内容だった。10歳馬の{horse=2000104060:ゴールデンメイン}は京都大賞典で5着。大逃げを打った逃げ馬を2番手で追走し、4角で早くもパスして先頭へ。ラスト200m過ぎまで粘りに粘り、古豪健在をアピールした。
落合厩務員も頑張りをたたえる。「460キロ台(前走は468キロ)なら走ってくれる。馬場が緩かったのは良かったね。直線でも?オッ?と言わせてくれた」と笑みが浮かぶ。
競走馬としてはピークを過ぎてもおかしくない年齢だが、キャリアはまだ25戦。肉体的な衰えは感じていない。「調教でも乗っている人が苦労するくらいだが、これがいい方に出ているんじゃないかな。去勢しているので、若いころほどの筋肉はないが、馬は柔らかくなっている。昔は輸送でテンションが上がったりしたが、今では力を使うところが分かっているみたい。精神面では成長している感じ」と経験とともに進化を続ける。「いつでも一生懸命に走ってくれる。ハンデ戦なら力差はない」。持ち前の持久力で府中の直線をしのぎ切る。
提供:デイリースポーツ