歴史的名牝ゼニヤッタが現役引退、繁殖入り

2010年11月18日 12:20

 北米記録に並ぶ19連勝を達成し、09年ブリーダーズCクラシック(米G1)で史上初の牝馬による同レース制覇を成し遂げたゼニヤッタ Zenyatta(牝6、米・J.シレフス厩舎)が現役を引退することが判った。今後は米・ケンタッキー州のレーンズエンドファームにて繁殖入りする予定だが、種付け相手は未定。

 同馬は父Street Cry、母Vertigineux(その父Kris S.)という血統の米国産馬。07年11月にハリウッドパーク競馬場でデビュー戦を制すと、その後はG1・13勝を含む19連勝を達成し、ペッパーズプライド Peppers Prideが持つ北米記録に並んだ。前走のブリーダーズCクラシックで新記録となる20連勝に挑んだが、ブレイム Blameからアタマ差の2着に敗れ、これが最後のレースとなった。通算成績20戦19勝(重賞17勝)。

 後方追走から直線で一気に追い込むそのレーススタイルは競馬ファンのみならず全米の多くの人々を魅了し、“国民的ヒロイン”“史上最強牝馬”などと称されたゼニヤッタ。今後は母として、第2の馬生を送る。

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