15日に川崎競馬場で行われた第61回全日本2歳優駿(2歳、交流GI・ダート1600m、1着賞金3500万円)は、先団に取り付いた田中勝春騎手騎乗の3番人気ビッグロマンス(JRA)が直線半ばで先頭に立つと、2番人気リアライズノユメ(JRA)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分41秒2(不良)。さらに1.1/2馬身差の3着には6番人気キスミープリンス(浦和)が入った。1番人気のガムラン(JRA)は、さらに1/2馬身差の4着に敗れている。
勝ったビッグロマンスは前走、北海道2歳優駿(交流GIII)で1/2馬身差の2着に敗れており、今回が重賞初制覇となった。鞍上の田中勝春騎手は98年のアドマイヤマンボ、05年のグレイスティアラに続く、全日本2歳優駿・3勝目となった。

【田中勝春騎手のコメント】
「今日は外目からのレースでしたが、わりと落ち着いていました。以前はスタートが良くなかったですが、馬がしっかりしてきましたね。直線は追い比べになりましたが、伸びるのはわかってましたし、差されたら仕方ないくらいの気持ちでした。このレースは相性がいいので勝てて嬉しいです」
【勝ち馬プロフィール】
◆ビッグロマンス(牡2)
父:グラスワンダー
母:グリーンヒルマック
母父:ダンシングブレーヴ
伯父:ミラクルオペラ(マーキュリーC-交流GIII)
厩舎:美浦・河野通文
通算成績:5戦3勝(うち地方2戦1勝、重賞1勝)
※結果は主催者発表のものと照合してください。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。