ベテルギウスSは5か月ぶりにもかかわらず、2着に好走した
マチカネニホンバレ。「休み明けでも際どい勝負をしてくれた。強い勝ち馬を相手にね」と津曲助手。勝ち馬との斤量差2キロを考えれば上々と言える。「目先を変えるために」と装着した初ブリンカーの効果もてきめん。中身の濃い一戦になった。
この中間は美浦坂路で調整。13日の1週前追い切りでは4F53.5-38.9-12.8秒の時計をマークした。同助手が「使えば使うだけ良くなるタイプ」と表現するように、動きは素軽く、叩いた上積みが感じられる内容。前走は23キロの大幅な馬体増だったが「あの体であれだけ動けているから」と気にしていない。「コース変わりは問題ないし、今回はチャンスだと思うよ」。ここでのタイトルを手土産に、その先の大きな舞台へ歩を進める。
末脚にかける。師走Sで
サクラロミオは6着。ややスムーズさを欠いて力を出し切れなかった。羽月師は「3角で窮屈になった。もったいない競馬だった」と納得がいかない様子。夏の休養を挟んで重賞で4、3着と地力強化を示す。「準オープンを勝ったときは状態が良くなかった。ひと夏を越して、随分と良くなった。スムーズなら」と巻き返しに力を込めた。
提供:デイリースポーツ