「第18回平安S・GIII」(ダート1800m)は23日、京都11Rに16頭で争われ、2番人気の
ダイシンオレンジが、道中3番手から早めにスパートをかけて抜け出し、1分51秒5のタイムで押し切った。鼻差の2着は後方から脚を伸ばした3番人気の
インバルコ。2着馬と併せ馬の形で伸びた
サクラロミオ(4番人気)が3着に入った。
2着に敗れた昨年のリベンジを果たし、昨年の4月の
アンタレスS以来となる、2つ目の重賞タイトルをゲット。「負けられないぐらいの気持ちでした。思っていたより苦戦したけど、勝ててホッとした」。額の汗を拭いながら、川田は安どの表情を浮かべた。
見守った庄野師もホッとひと安心。「直線で後ろから来る馬が見えていたのでドキッとしたけどね。早めに来られる苦しい展開だったが、よく頑張ってくれた」。賞金加算に成功して「これでレースを選択できる立場になれた。まだ伸びしろが望めるし、このまま順調に行けば次も楽しみ」と目を輝かせた。
今のダート中距離路線は、主役が不在で混戦模様。息を吹き返した古豪の走りに、今後も目が離せない。
提供:デイリースポーツ