13日、中山競馬場で行われた中山牝馬S(G3、芝1800m)は、蛯名正義騎手騎乗の9番人気
オースミコスモ(牝5、栗東・中尾正厩舎)が、1000m通過58.3秒のハイペースを中団待機から直線外に持ち出すと、先に内から抜け出した
ハッピーパスを1/2馬身差し切り優勝した。勝ちタイムは1分46秒1(良)。2着には今回が引退レースとなった6番人気
ハッピーパス、3着には10番人気
フラワーチャンプが入り、3連複は63,990円と高配当になった。なお、1番人気に支持された
ピースオブワールドは見せ場なく12着、今回が引退レースとなった
ローズバドは6着に終った。また、同レースが重賞初騎乗(今年度競馬学校卒の新人騎手では最速)となった吉田隼人騎手(20、美浦・堀井雅広厩舎)は
トーセンリリーに騎乗し、積極的に逃げたが13着に終った。
勝った
オースミコスモは父フジキセキ、母タイセイカグラ(その父モーニングフローリック)という血統で、半兄は99年神戸新聞杯(G2)、京成杯(G3)を制した
オースミブライト(父ラストタイクーン)、叔母は89年の桜花賞馬
シャダイカグラ(父リアルシャダイ)。重賞は03年の関屋記念に続き2勝目。通算26戦6勝。鞍上の蛯名騎手は昨年の
レディパステルに続き同レース2勝目、重賞通算62勝目。管理する中尾正調教師は同レース初勝利で、重賞は通算22勝目。