連覇に向けて視界良好だ。ヘッドライナーはリズミカルなフットワークで栗東坂路を登坂。ラストは肩ムチを合図に加速度を増し、4F50秒8-36秒8-12秒0でフィニッシュした。またがった幸は「攻め駆けするタイプなので、調子の良しあしが分かりにくい馬だけど、動き自体は良かったと思う」と手応えをつかむ。
阪神では勝ち鞍がないが、昨年のセントウルSを0.4秒差の4着とまとめている。「前走(テレビ愛知オープン1着)は今回を見据えて積極的なレースをしてもらい、それで結果が出た。(阪神の)馬場状態はいいし、どこまでやれるか楽しみ」と山本助手。勢いに任せて風を切り、高々と完全復活のノロシを上げる。
ヴィクトリアマイル4着のグランプリエンゼルは栗東坂路でマコトローゼンボー(3歳未勝利)と併せ馬を行い、4F51.2-37.3-12.7秒で一杯。回転の速いフットワークで並入した。「上昇はないが、状態はキープできている。(前走は)距離が長かったが、これまでゴチャついていたので広いコースが合っていた」と矢作師。距離短縮でスムーズな競馬ができれば楽しみだ。
提供:デイリースポーツ