5日、水沢競馬場で行われたシアンモア記念(ダート1600m、1着賞金700万円)は、菅原勲騎手騎乗の1番人気タイキシェンロン(牡6、岩手・佐々木由則厩舎)が、道中4番手追走から3角で進出、直線では8番人気ゲイリーコンドルとの競り合いを3/4馬身制し優勝した。勝ちタイムは1分41秒8(良)。3着には重賞8勝の実績馬で3番人気バンケーティングが入った。2番人気トニージェントは後方からレースを進めるも4着に終わった。
勝ったタイキシェンロンは、父Fly So Free、母Princesse Niner(その父フォーティナイナー)という血統。01年9月に美浦・高橋祥泰厩舎から中央デビューするも結果が出ず、上山・齋藤志孝厩舎に移籍。3戦3勝の成績をあげると、続いて兵庫・曾和直榮厩舎に移籍。ここでも8戦7勝の好成績をあげ、03年に岩手・佐々木由則厩舎に移籍した。03年12月の早池峰賞で初重賞制覇を飾り、前々走の黒船賞(交流G3・ダート1400m)では5着と、着実に力を付けていた。今回の勝利で重賞は2勝目。通算22戦15勝(JRA3戦0勝)。鞍上の菅原勲騎手は99年メイセイオペラ以来の勝利で同レース6勝目。管理する佐々木由則調教師は初勝利。