6日、浦和競馬場で行われた第15回テレビ埼玉杯(南関東G3・ダート1900m、1着賞金1000万円)は、単勝10倍以下5頭の大混戦の中、早田秀治騎手騎乗の6番人気ベルモントソレイユ(牡4、大井・高橋三郎厩舎)がスタートからハナに立つと、中団待機から最後の直線で追い込んできた1番人気ファイブビーンズを1/2馬身抑え優勝した。勝ちタイムは1分59秒9(稍重)。3着はスタートで出遅れながら、3角から早めに進出した2番人気ナイキアディライト。3番人気ダイタクリムジンは3角過ぎから手応えが怪しくなり、6着に終わった。
勝ったベルモントソレイユは、父アジュディケーティング、母スターリーナイト(その父スターオブコジーン)という血統。デビューから2連勝し、02年ハイセイコー記念、03年京浜盃(共に南関東G2)を2着と、昨年の南関東クラシック路線で期待されたが、羽田盃(南関東G1)ではナイキアディライトの8着に敗れる。その後は不振が続いていたが、今年2月の梅見月特別で17ヶ月振りに勝利を挙げていた。今回の勝利が初重賞制覇。通算15戦6勝。鞍上の早田秀治騎手は同レース初勝利。管理する高橋三郎調教師は01年タイコウレジェンドで制して以来の通算2勝目。