ラヴェリータはラストランに向け順調/JCダート

2011年11月29日 11:59

 万全の仕上げを施されたラヴェリータが、強豪牡馬が待つラストランの舞台に臨む。繁殖に入るとはいえ、決してその力に衰えはない。1週前は栗東CWで5F65秒7-38秒8-12秒5。エーシンアガペー(4歳1000万下)に0秒1先着と、活気ある動きを見せた。「変わらず状態はいいですよ。よく食べるし、よく寝る。前走後も、ここに向けてきっちりとやってきましたから」と牧口助手は目を細める。

 ここまで積み上げてきた交流重賞のタイトルは7つ。その全てが牝馬限定というわけではなく、昨年の名古屋大賞典で、牡馬を相手に完勝を果たしているあたりは心強い。3歳以上牝馬の統一ダートGI制覇となれば、03年の帝王賞を勝ったネームヴァリュー以来、8年ぶり5例目だ。「勝ち負けについては(同馬主の)トランセンドに任せて(笑い)。とにかく、無事に走ってきてほしいですね。理想的なのは乾いた馬場。時計がかかる流れの方がいい」と仕上げ人。力強い走りっぷりを、ファンの記憶に刻みつけるつもりだ。

 みやこSを制したエスポワールシチーがさらに調子を上げている。「前走のみやこSを使ってさらに良くなりましたね。筋肉量が増えて、見た目も申し分ない。精神的にも、全盛期のころのようなうるささが出ているのはいい兆候。トランセンドを相手に、ようやく互角以上の戦いができそう」と森崎助手は状態に太鼓判を押す。1週前追い切りでは、栗東CWで6F82秒7-12秒5(一杯)をマーク。馬場が重たい分、しまいの伸びは案外だが、道中のフットワークは迫力満点。完全に好調時の状態を取り戻している。一昨年の覇者が、大舞台で完全復活を遂げるか。

提供:デイリースポーツ

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