3冠コンビが送り込むサウンドオブハート/阪神JF

2011年12月06日 12:05

武豊を背に美浦Wを軽快に駆けたサウンドオブハート

 無傷の2連勝でGIに挑戦するサウンドオブハートに、松山康師は「なかなかこのような馬には出会えない」と高い評価を与える。母シンメイミネルバの子どもを管理するのはこの馬で5頭目になるが、その中でもこの馬には特別なものを感じた。「生まれた時に見たが、あか抜けた好馬体をしていたね」と当時を振り返る。96年マイルCS(ジェニュイン)以来、15年ぶりのGI優勝を意識せずにはいられない。

 デビュー戦は新潟の1400m戦。中団から鋭い末脚を発揮して2着に4馬身差をつけて圧勝すると、続く芙蓉Sも不利とされている中山マイル戦の大外枠からきっちり差し切り結果を残した。「前走は難しい場面をクリアしてくれた」。0秒2差をつけた2着サトノギャラントが続くベゴニア賞を完勝したことからも、レースレベルの高さがうかがえる。

 手綱を握るのは名手の武豊。主戦の松岡がレース中に落馬負傷したためコンビ結成となった。今回はテン乗りになるが「信頼の置けるジョッキーだからね」と全く心配していない。

 83年の3冠トレーナーと、05年にディープインパクトで3冠を制したジョッキー。GI制覇のノウハウを熟知したトリプルクラウンコンビが手を組んで送り出す天才少女の走りに注目だ。

提供:デイリースポーツ

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