トーセンジョーダン、連戦のダメージなし/有馬記念

2011年12月22日 12:04

 まさに実りの秋だ。トーセンジョーダンはロードランパート(3歳500万下)と栗東CWで併せ馬。5Fで0秒7追走して、直線は並ぶ間もなく置き去りに。6F87秒7-40秒3-12秒1の時計をマークし、余裕の手応えで0秒5先着した。手綱越しからも充実ぶりが伝わってきた。

 感触を確かめたウィリアムズは「リラックスしていたし、スムーズ。“六、七分でやってくれ”という指示だから一杯には追っていないが、楽に調教できた。出来は前走と同じか、それ以上に感じる」と納得の表情を見せる。動きを見守った池江師も満足げだ。「上がり重点だけど、反応、動きともに申し分ない。出来を維持している」。充実一途のタフガイに連戦のダメージはない。

 2個目の勲章獲りに意欲満々だ。ウィリアムズは「前走が2着で正直、良かったとは言えない。昨年の有馬記念をDVDで見たけど、それと見比べてもフォームが整っていると感じる。昨年以上のいい結果が出ると思っている」と力を込める。成熟した5歳馬が、暮れの中山でも栄冠奪取を目指す。

 世界の名手も太鼓判を押す出来だ。エイシンフラッシュが栗東CWで躍動した。ネオヴァンドーム(4歳オープン)を6馬身追走。鞍上とのリズムが大きく乱れることもなく、直線ではあっさりとかわす。6F80秒6-37秒0-11秒9の3馬身先着。相変わらずの豪快な動きで最終リハを終えた。

「エクセレント!前回乗った天皇賞・秋(6着)の時よりもいい感じだよ」とはルメールの第一声。状態面の良さを確信した鞍上は、次々と前向きな言葉を並べていく。「今回はグッドチャンスだね。自信を持って乗るつもり。使える脚が一瞬だけの馬。道中は5、6番手をキープして、直線で抜け出したい」とVへのイメージを膨らませた。ハイレベル4歳世代のダービーを制した実力馬。反撃の態勢は整っている。

提供:デイリースポーツ

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