仏ダービー、ブルーカナリが制す

2004年06月07日 01:35

 現地時間6日、仏国・シャンティ競馬場で行われた仏ダービー(仏G1・芝2400m)は、T.テュリエ騎手騎乗のブルーカナリ Blue Canari(牡3、仏・P.バリー厩舎)が優勝。勝ちタイムは2分25秒20。1/2馬身差の2着はO.ペリエ騎手が騎乗したプロスペクトパーク Prospect Park。さらに3/4馬身差の3着はヴァリキシール Valixir。デビュー戦、準重賞をそれぞれ6、20馬身差で圧勝していたデイフライト Day Flightは4着、初黒星となった。なお、リュパン賞(仏G1)まで3連勝し、1番人気が予想されていたヴォアドゥノール Voix du Nord(牡3、父Valanour)は、調教後に右前肢の繋を骨折し、出走を回避した。

 ブルーカナリは父Acatenango、母はDelicieuse Lady(その父Trempolino)という血統。祖母の半兄にはキングジョージ6世&QES(英G1)を勝ったMtotoがいる。父Acatenangoは85年独ダービー、86、87年ブガッティ大賞(いずれも独G1)、86年サンクルー大賞(仏G1)を制すなど3年連続で独年度代表馬に輝いた名馬で、種牡馬としても、95年のジャパンC(G1)を勝ったランド、97年独ダービー、ブガッティ大賞を勝ったボルジアなどを輩出している。ブルーカナリは昨年10月、仏国・ドーヴィル競馬場でデビューし3着。2戦目で初勝利をあげるも以降3戦は3、4、3着と敗れていた。通算成績は6戦2勝(重賞1勝)。

 鞍上のT.テュリエ騎手は、02年Sulamaniに続いて同レース2勝目。管理するP.バリー調教師は、94年Celtic Arms、97年Ragmar、98年ドリームウェル、02年Sulamaniに続いて同レース5勝目。

 勝ちタイムの2分25秒20は、86年の2分24秒10(勝ち馬Bering)、02年の2分25秒00(勝ち馬Sulamani)に次ぐ仏ダービー史上3位となる好タイム。

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