激走が期待されるブライトアイザック(撮影:佐々木祥恵)
根岸Sに出走する
ブライトアイザックは、得意の東京コースでの巻き返しを狙っている。
坂路での追い切りを見届けた菅原泰夫調教師は「左回りは得意ですし、1400mという距離は、この馬にはピッタリ。3着だった3走前は休み明けなのにマイナス12(482?)と減りすぎていて、6着だった前走(510?)は少し太かったですね。休み明け3回使われてきて、今度は中身もともなってきているし、体も締まってきたと思いますよ。夏場には弱い馬で、寒い冬場は元気がいいし、善臣(柴田)君もこの馬のことをよくわかっていますからね、いい競馬ができると思っていますよ」と、レースに向けての抱負を語った。
担当の池島和正厩務員は「目標はここでしたので、前走も少し余裕を持たせての仕上げでした。中間の体重は大きく変わってはいませんが、見た目は前回よりも締まってきましたよ。馬房の中では基本的に大人しいですが、外に出るとヤンチャです。音に敏感なところもありますし、運動場で歩いていて、他の馬に抜かれると、その馬の方に顔を向けて、ガーッと怒ります。歩くのが遅いくせに抜かれるとイヤみたいですね(笑)。人参が大好きで、人参持っていれば、厩務員そっちのけでその人の方に行きますよ」と、
ブライトアイザックについて、楽しそうに話をしてくれた。
たてがみが綺麗に編まれているのが印象的だが「たてがみが長かったので編んでみたのですが、嬉しいことに馬主さんも気に入って下さったようで、ずっと編むようにしています」とのこと。強い関西馬が参戦してくるが、オーナーや厩舎スタッフから愛情を注がれた
ブライトアイザックの激走シーンを、是非とも期待したい。(取材:佐々木祥恵)