23日、道営・札幌競馬場では2歳戦が4鞍行われた。

　7R・フレッシュチャレンジ2歳・牝馬(ダート1000m、1着賞金200万円)では、岡島玉一騎手騎乗の3番人気クィーンズアヤカ(牝2、北海道・田部和則厩舎)が2番人気モエレステラに2馬身差をつけ快勝。新種牡馬クロコルージュ産駒として初勝利を挙げた。勝ちタイムは1分03秒7(良)。1/2馬身差の3着には5番人気モエギノダンサーが入った。

　クィーンズアヤカは父クロコルージュ(父Rainbow Quest)、母チッキーズディスコ(その父Shirley Heights)という血統。クロコルージュは98年リュパン賞(仏G1)を制し、99年イスパーン賞(仏G1)ではエルコンドルパサーを破って勝利。00年愛国で供用を開始し、01年から日本に輸入、現在は日本軽種馬協会静内種馬場で繁養されている。JRA初勝利は、持ち込み馬ダンツスプリング(牡3、栗東・山内研二厩舎)が4月に挙げている。現2歳は既に2頭デビューしており、これまでの最高はグロリア(牡2、北海道・鈴木英二厩舎)の4着だった。

　6R・ルーキーチャレンジ(ダート1000m、1着賞金150万円)では、櫻井拓章騎手騎乗の2番人気キンカップ(牝2、北海道・田部和則厩舎)が、道中好位追走から3角で進出し1番人気デヴァイドスカイに2.1.2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分03秒1(良)。アタマ差の3着は4番人気トラックマグナ。

　勝ったキンカップは父スキャン、母エピーロマン(その父ハイセイコー)という血統で、叔父には東京王冠賞を制し、川崎記念、帝王賞(のちの交流G1)を連勝したハシルショウグンがいる。15日のデビュー戦は2着だった。通算成績2戦1勝。

　2R・2歳未勝利(ダート1000m、1着賞金20万円)では、井上俊彦騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝190円)ホウヨウハヤト(牡2、北海道・黒川武厩舎)が7番人気ブラックファイアをクビ差制し勝利。勝ちタイムは1分03秒2(良)。1.1/2馬身差の3着には6番人気モリデンタカラ。

　勝ったホウヨウハヤトは父ソウルオブザマター、母ホウヨウエバート(その父アンバーシャダイ)という血統で、伯父には91年京王杯オータムH(G3)を制したバリエンテーがいる。6月2日のデビュー戦、9日の前走と2戦続けて3着だったが、3戦目で初勝利を挙げた。通算成績3戦1勝。

　3R・2歳未勝利(ダート1700m、1着賞金20万円)は、千葉津代士騎手騎乗で圧倒的1番人気(単勝170円)に支持されたサクラマウンテン(牡2、北海道・松本隆宏厩舎)が7番人気ローゼンセンブーに4馬身差をつけて圧勝。勝ちタイムは1分54秒4(良)。2馬身差の3着には10番人気サンコーペガサスが入った。

　勝ったサクラマウンテンは、父が96年菊花賞(G1)4着のサクラケイザンオー、母がサクラマーガレット(その父サクラユタカオー)という血統。5月26日のデビュー戦を6着、9日の前走は2着していた。通算成績3戦1勝。