フェノーメノ、馬なりのまま7馬身ぶっちぎり/弥生賞

2012年03月01日 12:00

 美浦Wで併せ馬を敢行したフェノーメノ。3馬身前を行くベストアンサー(5歳500万下)に3角で早くも並びかけると、馬なりのまま7馬身ぶっちぎってみせた。時計は6F83秒8-39秒6-13秒5。「前走後からケイコでも動くようになってきた。力をつけてきたんだろうね。体が締まって動きもシャープ」と戸田師は成長と出来の良さを確信し、満面の笑みを浮かべた。

 ここまで3戦2勝。唯一、敗れたのが今回と同じ舞台で行われたホープフルS(7着)だ。しかし陣営に不安の色はない。「あれは直線で行き場をなくしたのが敗因。外に出してからは脚を使っているよ。競馬が上手で力があるから坂も苦にしない」と中山適性はむしろ高いとにらむ。「正攻法の競馬ができる馬」。小細工なしの競馬で権利獲りを目指す。

 エキストラエンドはC・デムーロを背に栗東DPで3頭併せ。内へと潜り込んだ直線はハミをかけ直しただけで、スッと反応。5F67秒1-38秒2-11秒2のタイムで僚馬2頭に先着を果たした。「しっかりと動けていた。うまくかみ合いながら、理想とする方向へ向かっている」と清山助手。上昇曲線を描く良血馬に満足げな表情を浮かべる。

 新馬戦こそ4着に敗れたが、未勝利戦、あすなろ賞と連勝した。「しまいの切れが出てきたし、こちらが思っている以上に成長している。素材の良さでしょう」。そう言ってレースを振り返ると「長距離輸送を経験しているのは強み。伸びしろもあるし、期待したくなる馬」と力を込めた。連勝の勢いそのままに重賞突破を狙う。

提供:デイリースポーツ

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