フラワーカップを制したオメガハートランド=中山競馬場
「第26回フラワーC・GIII」(芝1800m)は17日、中山11Rに16頭で争われ、中団やや後方のポジションにつけた6番人気の
オメガハートランドが道悪馬場をものともせず、外から豪快に差し切って重賞初制覇。勝ちタイムは1分53秒3。1馬身3/4差の2着は馬群の中から抜け出した1番人気の
メイショウスザンナ、さらに首差の3着には10番人気の
サンキューアスクが入った。
レース前日に芝コースを歩き、馬場状態を確認したという石橋脩。「内はボコボコ。外がいい」と勝負どころでの判断に迷いはなかった。決め手をフルに引き出して「最後は素晴らしい脚。消耗戦になると思ったけど、ああいう脚を使うとは。東京(昨年11月500万下V)で乗ったときよりも乗りやすくなっている」と成長を口にする。
賞金加算に成功して、GIへ向かう下地は整った。「状態を見て、馬主さんと相談してから」と堀師は次走を未定としたが、桜花賞(4月8日・阪神)参戦なら末脚は脅威となりそうだ。
提供:デイリースポーツ