現時時間3日、米国・ベルモントパーク競馬場で行われたサバーバンH(3歳上、米G1・ダート10f)は、出走8頭中4頭がG1勝馬というハイレベルな争いを制したのは、J.ベイリー騎手騎乗のピースルールズ Peace Rules(牡4、米・R.フランケル厩舎)。スタート直後に先頭に立ったピースルールズは、最後の直線で内から昨年の2冠馬ファニーサイド Funny Cide(牡4、米・T.バークレー厩舎)に一旦交されたが、再び盛り返し、外から追い込んだニューファンドランド Newfoundlandをクビ差抑え優勝した。勝ちタイムは1分59秒5(良)。ファニーサイドはさらにハナ差の3着に敗れた。1番人気のダイネヴァー Dyneverは6着に終わっている。
勝ったピースルールズは、父Jules、母Hold To Fashion(その父Hold Your Peace)という血統。昨年はブルーグラスS(米G1)を制し臨んだケンタッキーダービー(米G1)ではファニーサイドの3着に敗れたものの、8月のハスケル招待H(米G1)を制しG1・2勝を挙げた。今季初戦となった1月のサンシャインミリオンズクラシックで1番人気を裏切り4着に敗れた後、ニューオリンズH(米G2)とオークローンH(米G2)に連勝。しかし、前走スティーヴンフォスターH(米G1)では4着に敗れていた。今回の勝利でG1通算3勝目。次走は8月7日に米国・サラトガ競馬場で行われるホイットニーH(米G1)を予定している。