4日、仏サンクルー競馬場で行われたサンクルー大賞典(仏G1・芝2400m)は、K.ファロン騎手騎乗の6番人気ガマットGamut(牡5、英・M.スタウト厩舎)が、残り500m地点で先頭に立つと1番人気ポリシーメーカー Policy Makerに3馬身差をつけて圧勝し、G1初制覇。勝ちタイムは2分36秒1(稍重)。さらに1/2馬身差の3着にはヴィゾラマ Visoramaが入った。1番人気で前走ゴールドC(英G1)2着のウエスターナー Westernerは9着だった。
ガマットは父Spectrum、母Greektown(その父Ela-Mana-Mou)という血統。従弟には今年の英ダービー馬ノースライト North Lightがおり、同牝系からはキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英G1)を制したゴーラン Golanが出ている。昨年9月の愛セントレジャー(愛G1)2着のあと、今季初戦のジョンポーターS(英G3)でも2着だったが、前走5月のジョッキークラブS(英G2)を優勝。今回の勝利で重賞2連勝となった。今後は、7月24日に英・アスコット競馬場で開催されるキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英G1)から秋の凱旋門賞(仏G1)に向かう予定。