英国・ニューマーケットで7日・8日の2日間に渡り、タタソールズ・ジュライミックスセールが開催された。セールは大盛況に終わり、ジュライセール史上過去最高の367頭が売却され(主取り率は14.3%)、総売上額523万4000ギニー(約10億283万円)、平均価格1万4261ギニー(約273万円)、中間価格8000ギニー(約153万円)と、新記録を樹立した。
最高落札価格は、01年生まれの3歳牝馬アングリーバーク Angry Bark(父Woodman、母Polemic、その父Roberto)で、ハイフライヤー・ブラッドストックが7万5000ギニー(約1440万円)で落札した。母PolemicはカリフォルニアジョッキークラブH(米G3)など4勝を挙げており、姉のシリリック Cyrillic(父Irish River)はダリアH2着、ラスパルマスH(ともに米G2)2着などの実績がある。
また、日本産馬ドバイサンデー Dubai Sunday(セン3、父サンデーサイレンス、母ロッタレース)が、9500ギニー(約182万円)でハイフライヤー・ブラッドストックに落札された。母ロッタレースは種牡馬エルグランセニョール El Gran Senorの妹という良血で、産駒にはドバイサンデーと同じく父サンデーサイレンスのサムソンハッピー(牡6、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)などがいる。ドバイサンデーは01年に開催されたセレクトセールで、最高価格の1億9000万円で落札され、モハメド殿下が所有していたが、デビューには至らずここまで未出走で、再度売却される形となった。