11日、水沢競馬場で行われた栗駒賞(サラ系一般、ダート1400m、1着賞金400万円)は、菅原勲騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝160円)タイキシェンロン(牡6、岩手・佐々木由則調教師)が道中中団から3コーナーで先行集団に進出し、逃げ粘る2番人気トキオパーフェクトに1.1/4馬身差をつけて快勝。勝ちタイムは1分26秒4(不良)。3着には3番人気ゴールドレッグが入った。
勝ったタイキシェンロンは父Fly So Free、母Princesse Niner(その父フォーティナイナー)という血統の米国産馬。01年9月にJRAでデビューするも3戦未勝利で、02年11月に上山所属へ。移籍初戦から10連勝を飾り、03年10月から岩手に移籍すると、早池峰賞、シアンモア記念(共に岩手重賞)などを制し、今年4月に高知競馬場で行われた黒船賞(交流G3)ではディバインシルバーの5着に入っている。通算成績は24戦16勝(JRA・3戦0勝)。鞍上の菅原勲騎手は01年(バンチャンプ)、02年(トーヨーリンカーン)に続き栗駒賞3勝目となる。
なお同レースの勝ち馬タイキシェンロンには、8月に盛岡競馬場で行われるクラスターC(交流G3・ダート1200m、1着賞金3000万円)への優先出走権が与えられる。