現地時間13日、仏・ロンシャン競馬場で行われた、フランス牝馬クラシックレース第1弾・仏1000ギニー(3歳牝、仏G1・芝1600m、13頭)に、ディープインパクト産駒ビューティーパーラー Beauty Parlour(牝3、仏・E.ルルーシュ厩舎)がC.スミヨン騎手騎乗で出走。単勝1.7倍の圧倒的1番人気に推され、道中は中団を追走。直線に入り追い出されると力強く伸び、ゴール前は手綱を抑える余裕で、アップ Up(愛)に1馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは1分37秒15(稍重)。
勝ったビューティーパーラーは、父ディープインパクト、母バステット Bastet(その父Giant's Causeway)の英国産馬。1歳上の全兄にバロッチ Barocci(プランスドランジュ賞-仏G3・2着)、伯父にメルボルンCなど豪G1・6勝のMight and Powerなどがいる血統。
昨年9月7日、サンクルー競馬場でのデビュー戦(芝1600m)を8馬身差で圧勝すると、同条件の2戦目(9月30日)も3.1/2馬身差で勝利。約6か月半ぶりの前走・グロット賞(仏G3)を4.1/2馬身差で圧勝してここに臨んでいた。通算成績4戦4勝(重賞2勝)。
仏1000ギニーは日本でいう桜花賞的位置づけのレース。今年は日本の桜花賞もディープインパクト産駒のジェンティルドンナが昨年のマルセリーナに続いて勝利しており、“日仏の桜花賞(1000ギニー)制覇”を果たしたことになる。
また、同日の仏2000ギニー(仏G1・芝1600m)にはハットトリック産駒で、昨年の仏年度代表馬ダビルシム Dabirsim(牡3、仏・C.フェルランド厩舎)が出走。こちらも1.8倍の1番人気に推されたが、勝ち馬から約1/2馬身差の6着に敗れている。