日曜福島芝1200mでデビュー予定のインザチャーチ(撮影:佐々木祥恵)
6月24日(日)福島5Rの芝1200mでデビュー予定の2頭を紹介する。
インザチャーチ(牝2・武市康男厩舎/ファスリエフ)について、武市康男調教師のコメント。
「まだトモがゆるいですが、しっかりしたスピードがありますね。馬房の中では大人しいですけど、攻め馬になると、女の子らしくキリキリした面も見せています。カーッとなることもありますので、気持ちと体がうまく噛み合えば、いい競馬ができると思います。先週までは坂路で時計を出していたのですが、今日は嘉藤騎手を乗せて、芝コースに入れました。単走でしたが、折り合いもついて、時計以上にいい稽古ができました。
追い切り後の馬体重は402キロと、小柄な馬ですが、入厩してから飼葉食いもあがりませんでしたし、ここまでスムーズに調整ができました。先週の坂路は力のいる馬場でしたが、そこを平気で上がってきていましたから、小さいわりにはパワーもある馬です。ここまでは本当に順調に来ていますので、どんな競馬をしてくれるのか、今から楽しみですね」
チャッピー(牝2・黒岩陽一厩舎/父シンボリクリスエス)について、黒岩陽一調教師のコメント。
「牝馬ですが、体高もあって馬格も立派ですね。性格も穏やかなのですが、調教を進めていくうちに、真面目で前向きな面を見せるようになってきました。ウチの厩舎では、週に2、3日負荷をかける調教をやっているのですが、それにも休まずについていくことができました。稽古を進めていっても、飼葉食いも落ちませんでしたし、ここまで順調に来ていると思います。
今日の追い切りは坂路でしたが、古馬を追いかける形で行い、並んでからの最後の手応えも、併せた古馬よりも良かったですね。スパっと切れる脚を使えるようになるのは、これからでしょうけど、現段階では、長くいい脚を使えそうな感じですね。血統的にも、シンボリクリスエス産駒ですから、先々も楽しめそうです。ここまで、調教も随分こなしてきて、体力も十分備わってきました。あとはどのようなレースをしてくれるか、期待したいです」(取材:佐々木祥恵)