現地時間1日、前日に引き続き仏・ドーヴィル競馬場に参戦した武豊騎手(35、栗東・フリー)は、アスタルテ賞(仏G1)を含む4鞍に騎乗したが、いずれも着外に終わり、あと1勝に迫っていた海外通算100勝はまたもお預けとなった。
2Rのボカージュ賞(芝1200m)はタイベリア Tyberior(牡5、仏・M.リュッケ厩舎)で6着、5Rのアスタルテ賞(仏G1・芝1600m)はルンバロカ Rumba Loca(牝3、伊・B.グリゼッティ厩舎)で8着、8Rのリッジウェイ賞(芝2000m)はダブルセンス Double Sens(牡3、仏・M.ジェンティーレ厩舎)で着外、9Rのヴァルロシェ賞(芝1200m)はメイジン Meijin(牡4、仏・M.ブータン厩舎)で着外に終わり、この日は4戦0勝という成績だった。なお、アスタルテ賞を勝ったのは社台グループ代表・吉田照哉氏の所有馬でM.デムーロ騎手騎乗のマルヴィー Marbye(牝4、伊・B.グリゼッティ厩舎)で、昨年の仏オークス(仏G1)、ムーランドロンシャン賞(仏G1)の覇者ネブラスカトルネード Nebraska Tornado は3着に終わった。
同騎手は今週も欧州にて騎乗予定で、2日にはクレールフォンテーヌ競馬場の1R・ジャーナルウィークエンド賞(芝1800m)でイグジットトゥファイア Exit to Fire(牝4、仏・R.ガル調教師)に、3日にはドーヴィル競馬場の2歳戦・マレット賞(芝1600m)でジャイアンツコーズウェイ Giant's Causeway産駒のアイシン Aisin(牝2、仏・F.ドゥーメン厩舎)に騎乗予定。さらに7日には英・アスコット競馬場でシャーガーCに、8日にはモーリスドギース賞(仏G1・芝1300m)でシーキングザダイヤ(牡3、栗東・森秀行厩舎)に騎乗を予定している。