ソエも解消し、抽選突破で出走を目指すクリールカイザー(撮影:佐々木祥恵)
ラジオNIKKEI賞に出走予定の、クリールカイザー(牡3/相沢郁厩舎)とハイクラウン(牡3/松山康久厩舎)について、追い切り後に取材をした。
【クリールカイザー・相沢郁調教師】
「先週、ビシッとやり、今週はウッドチップコースで、併せ馬で追い切りました。動きは良かったですね。前走のプリンシパルS(9着)は、ソエ気味で、直線で1回手前を替えた後は、ずっと手前を替えることなく走っていました。硬い馬場が響いた感じです。レース後は放牧に出して、リフレッシュさせました。ソエの方も、もう心配はないですよ。
器用な馬ですから、福島コースも問題ありません。ハイテンションになりやすい馬ですが、癖をつかんでくれている吉田豊騎手ですから、大丈夫だと思います。レースを使っていくと、やはりテンションが上がってきますので、休み明けの今回は、かえってプラスではないでしょうか。福島に着いて1泊してからレースを迎えるというのも、この馬の気性には合っていると思います。あとは抽選を突破してほしいですね」
【ハイクラウン・松山康久調教師】
「2走前(500万下・1着)、前走(プリンシパルS・7着)と連闘をしたので、その影響があるかなとは思いましたが、レース後も元気が良かったですし、意外にタフな馬ですよ。今日の追い切りの動きも、これまでで一番良かったですからね。福島の1800mは、スタートしてすぐに1コーナーになるので、枠順が鍵になりそうですね。できれば、大外枠は引きたくないです。
今日は、石橋脩騎手に乗ってもらいましたが、良い感触をつかんでくれたようです。彼も、いろいろな馬に乗っていますから、背中で感じるものがあったのだと思います。やってみないとわからないですが、53キロですから、馬場が渋っても、割と楽なのではないかと思います。状態も良いですし、何とか抽選をクリアしたいですね」。(取材:佐々木祥恵)