8日、99年ジャパンC(G1)で2着に好走するなど、ジャパンCに計3度出走したインディジェナス Indigenous(セン11)が、香港・屯門(チュンムン)の公立乗馬学校で病気により死亡した。死因については現在調査中。
インディジェナスは、父Marju、母Sea Port(その父Averof)という血統。父のMarju(その父ラストタイクーン)は、96年仏オークス(仏G1)馬シルシラ Sil Sila(牝11)や、今年のサセックスS(英G1)を制したソヴィエトソング Soviet Song(牝4)らを輩出している。
インディジェナスは03年6月に現役を引退するまでの間、地元・香港だけでなく、日本、シンガポール、UAE、イギリスのG1レースに出走した。6歳で98年香港国際ヴァーズ(香G2)で初重賞制覇を飾ると、翌99年はキングジョージ6世&QES(英G1)で初G1に挑戦するも、デイラミ Daylami(牡10)の6着に敗れる。続く芝1000mのレースを挟んで臨んだジャパンCでは、12番人気ながらスペシャルウィークの2着に好走し、98-99シーズンの香港年度代表馬に輝いた。その後も、01、02年クイーンエリザベス2世C、01年香港ヴァーズ(共に香G1)、02年シンガポール航空国際C(星G1)をそれぞれ3着するなど活躍。ジャパンCには、98年(2着)、01年(7着)、02年(6着)と計3度出走するなど、10歳まで現役を続け、03年香港チャンピオンズ&チャーターC・13着を最後に引退していた。香港移籍後の通算成績は62戦12勝。なお、99年ジャパンCで2着に入った際の鞍上は、8日の函館2歳S(G3)をアンブロワーズ(牝2、美浦・小島太厩舎)で制したD.ホワイト騎手。