ダリア賞に陣営も手応え、アドマイヤムーン産駒のモーニングムーン(撮影:佐々木祥恵)
土曜日、新潟9Rのダリア賞(2歳オープン・芝1400m)に出走予定の、モーニングムーン(牝2・父アドマイヤムーン/高柳瑞樹厩舎)と、エフティチャーミー(牝2・父ブラックタイド/金成貴史厩舎)について、陣営に取材した。
モーニングムーンを管理する、高柳瑞樹調教師。
「どちらかというと、スタートが遅い方ですが、デビュー戦では、田辺騎手が大外枠から前に出していって、うまく競馬をしてくれました。牝馬のアドマイヤムーン産駒で、レースを使ってテンションが上がるかなと思ったのですが、レース後もうるさくならずに落ち着いていて、飼葉も食べてくれています。気性も素直な馬ですよ。中間、ソエが出ていましたが、それも大丈夫ですね。先週も結構ビシッとやっていますので、今週は速い時計は求めずに、息を整える程度の追い切りで、順調に来ています。デビュー戦は1200mを使いましたが、もう少し距離が延びても良いと考えていましたし、1400mでも問題ありません。いい競馬ができると思っています」
エフティチャーミーを管理する、金成貴史調教師。
「デビュー戦の1000mは、この馬には忙しかったようで、道中、追走に苦労していましたが、直線ではよく伸びてくれました。レース後、疲れはなかったですが、気が入り過ぎていたので、短期放牧に出ました。リフレッシュした効果はありましたが、一度競馬を使ったことで、スイッチが入りやすくなっていますので、そのあたりを常に気をつけて調整しています。今週は、ウッドチップコースで併せ馬の追い切りでした。馬也でしたが、時計は思ったよりも速く、動きも良かったですね。暑くなってきましたので、極端な調子落ちがあれば、回避することも考えていましたが、この暑さにも対応してくれています。初戦が1000mで気合いをつけられての競馬でしたので、2ハロン延長となって、折り合えるかどうかはやってみないとわからないですが、1400mの流れで引っ掛かるというイメージもないので、大丈夫ではないかと思います」(取材:佐々木祥恵)