2冠馬ネオユニヴァースが現役引退

2004年08月18日 12:03

 昨年の皐月賞・日本ダービー(共にG1)を制した2冠馬ネオユニヴァース(牡4、栗東・瀬戸口勉厩舎)が現役を引退することが18日、同馬を管理する瀬戸口調教師により明らかにされた。9月上旬に登録を抹消する予定。今後は早来・社台スタリオンステーションで種牡馬となる。引退式は行わない予定。

 同馬は、5月2日に行われた天皇賞・春(G1)では、2番人気に支持されながらイングランディーレの10着に終わり、宝塚記念(G1)での巻き返しを図り調整されていたが、右前浅屈腱炎と右前球節亀裂骨折が判明。復帰を目指して休養していた。

 ネオユニヴァースは父サンデーサイレンス、母ポインテッドパス(その父Kris)という血統。02年11月、京都でデビュー勝ち。続く中京2歳S(OP)3着の後、白梅賞(500万)から、きさらぎ賞(G3)、スプリングS(G2)、皐月賞、日本ダービーまで5連勝で2冠を達成。続く宝塚記念で4着、休養明けの神戸新聞杯(G2)で3着、94年のナリタブライアン以来9年ぶりの3冠がかかった菊花賞(G1)は3着に終わっていた。ジャパンC(G1)4着後休養。今年初戦の大阪杯(G2)で久々の勝ち星を挙げていた。通算成績は13戦7勝(重賞5勝)。

 なお、昨年の菊花賞(G1)で、ネオユニヴァースの三冠制覇を阻み優勝したザッツザプレンティ(牡4、栗東・橋口弘次郎厩舎)も今年の宝塚記念(5着)後に屈腱炎を発症、休養入りしている。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。