エスポワールシチーは札幌ダートで単走追い。GI馬だけに与えられる、金の星マークが入った紫ゼッケンをまとい、力強い動きで好調ぶりをアピールした。6F81秒3-38秒8-12秒1。動きを見守った安達師は「いつもと変わらずいい動き。夏場は駄目な馬だけど、札幌の方が涼しいし、状態面は大丈夫。馬体重はプラスかもしれないけど、体はすっきりと見える」と満足げに話した。
前走の帝王賞では
ゴルトブリッツの2着に敗れた。「ナイターがよくないのかも。2年前に使ったときもそうだったし、物見をするからね」。力負けではなく、不慣れな条件に戸惑ったことを敗因に挙げた。それだけにショックの色はない。
距離短縮も歓迎だ。「二千よりも小回り千七の方がいい。この条件なら」と、マイルで6勝を挙げる
スピード馬に期待を込める。4連勝中の4歳馬も参戦するが、7歳の実力馬として胸を貸す立場だ。「勢いのある走る馬もいるけどね。59キロも経験しているし、年齢的な衰えも感じない。秋に向けていいレースを」。衰え知らずのGI6勝馬が、古豪の意地を見せる。
サイレントメロディは札幌ダートで
ライズアゲイン(3歳未勝利)と併せ馬。5F67秒1-39秒0-12秒3をマークして先着した。「中2週なのでしまい重点で」と椎本助手は納得の表情。休養明けの前走を快勝し、勢いは増すばかり。「体全体がしっかりして力を出せるようになった。位置取りも相手次第で変えられるだろうし、いい状態で出せそう」と重賞2勝目に期待を込めた。
提供:デイリースポーツ