30日、笠松競馬場で行われた3R・サラ系2歳(ダート1400m、1着賞金40万円)は、向山牧騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝180円)ヤスミミンクス(牝2、笠松・井上孝彦厩舎)が、好スタートから道中2番手に控え、直線では共に抜け出した7番人気コーリンマキュラをアタマ差抑え優勝した。勝ちタイムは1分34秒9(重)。さらに3馬身差の3着に後方から追い込んだ3番人気ミノノオウジャが入った。
勝ったヤスミミンクスは、父が新種牡馬マチカネフクキタル、母ミホノミンクス(その父オサイチジョージ)という血統。父のマチカネフクキタル(牡10、父クリスタルグリッターズ)は、97年さくらんぼS(900万下)から、神戸新聞杯、京都新聞杯(ともにG2)を連勝で制すと、続く菊花賞(G1)を快勝した。その後は勝ち星には恵まれず、00年宝塚記念(G1)8着を最後に通算22戦6勝の成績を残し種牡馬入り、現在は静内・レックススタッドで繋養されている。同馬の産駒は現在JRAには登録されていないが、地方にはヤスミミンクスのほかに、ホウザンフクキタル(牡2、大井・蛯名末五郎厩舎、現1戦0勝)がいる。ヤスミミンクスは、7月29日のデビュー戦(ダート800m)は6着で、続く8月19日のサラ2歳(ダート1400m)は1番人気に支持されるも2着に敗れており、3戦目での勝ち上がりとなった。通算成績3戦1勝。