現地時間5日、仏・ロンシャン競馬場で行われたムーランドロンシャン賞(3歳上、仏G1・芝1600m)は、E.レグリ騎手騎乗のグレイリラズ Grey Lilas(牝3、仏・A.ファーブル厩舎)が、同厩舎のダイヤモンドグリーン Diamond Greenに1馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分37秒5(稍重)。人気上位の3歳勢では、アントニヌスピウス Antonius Piusが3着、ジャックルマロワ賞(仏G1)を制したウィッパー Whipperが5着、英ダービー(英G1)6着以来の出走となったアメリカンポスト American Postは10着に敗れた。また、今年のドバイデューティフリー(首G1)覇者パオリニ Paoliniも6着に敗れている。
勝ったグレイリラズは、父デインヒル、母Kenmist(その父Kenmare)という血統。デビュー2戦目のグロット賞(3歳牝、仏G3)で重賞初制覇。続く仏1000ギニー、仏オークス(共に仏G1)は2、3着に惜敗したが、8月24日の前走ノネット賞(3歳牝、仏G3)を5馬身差の圧勝で制していた。通算成績は6戦4勝(うち重賞3勝)。