12日、中山競馬場で行われた4R・2歳新馬(ダート1200m)は、後藤浩輝騎手騎乗の3番人気シベリアンライオン(牡2、美浦・堀井雅広厩舎)が、好位追走から早めに抜け出すと、直線追い込んだ5番人気ゼンノエキスプレスを3/4馬身抑えて優勝した。勝ちタイムは1分13秒7(良)。さらに5馬身差の3着には6番人気トリプルラブが入った。
勝ったシベリアンライオンは、父が新種牡馬マルターズライオン(その父Deputy Minister)、母マックスファックス(その父Known Fact)という血統で、叔母にシープスヘッドベイH(米G2)などを制し、98年ジャパンC(G1)に出走(5着)したマックスジーン(牝11、父Cozzene)がいる。父のマルターズライオンは、01年のエリザベス女王杯(G1)を制したトゥザヴィクトリー(牝8、父サンデーサイレンス)、03年のシンザン記念を制したサイレントディール(牡4、栗東・池江泰郎厩舎、父サンデーサイレンス)と同じ一族で、現役時代はJRAで3戦して未勝利ながら種牡馬入り。現時点で、本馬が唯一のJRA登録馬となる。