20日、阪神競馬場で行われた阪神ジャンプS(JG3・芝3170m)は、熊沢重文騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝140円)ロードプリヴェイル(牡6、栗東・池江泰郎厩舎)が、道中中団待機から3角手前で進出すると、逃げた2番人気ローレルロイスに3/4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは3分29秒2(良)。さらに8馬身差の3着には5番人気テイエムマッチョが入った。
勝ったロードプリヴェイルは、父Woodman、母Dance Play(その父The Minstrel)という血統の外国産馬で、伯父に84年英ダービー馬(英G1)セクレト(牡23、父Northern Dancer)がいる。ロードプリヴェイルは03年まで平地で走り、ホンコンJCT(1600万下)など6勝の成績を残し、04年から障害に転向。3戦目の未勝利(阪神・3000m)で障害初勝利を挙げ、京都ジャンプS(JG3)に挑むもクールジョイ(牡6、栗東・松元茂樹厩舎)の6着に敗れていたが、3戦続けてのレコード勝ちで小倉サマーJ(JG3)を制し初重賞制覇。前走小倉サマーJに続き重賞2連勝で4連勝となった。通算33戦11勝(うち障害8戦5勝)。
鞍上の熊沢重文騎手、管理する池江泰郎調教師ともに同レース初制覇。熊沢重文騎手はロードプリヴェイルで制した小倉サマーJに続き今年重賞2勝目で、通算では22勝目(障害重賞9勝)。池江泰郎調教師は、昨日のローズS(G2)をレクレドール(牝3)で制しており、2日続けての重賞制覇となった。重賞は今年5勝目で、通算では45勝(G1・10勝)を挙げている。