朝日杯FSの1週前追い切りを行ったラブリーデイ、京王杯2歳S2着から頂点目指す(撮影:井内利彰)
朝一番のCコースに登場した
ラブリーデイ(栗東・池江泰寿厩舎)。
マウントシャスタに4馬身ほど先行する形で道中を進めて、最初の1Fはゆったり入り、あとは14秒台のラップで飛ばしていく。
直線に向くと、内から
マウントシャスタが並びかけてきたが、手応えは明らかに内優勢。なんとか食い下がろうとする
ラブリーデイだったが、その差は見る見る広がるばかり。最終的には1秒近く遅れる形となったが、追い切り前から雰囲気の良かった
マウントシャスタだっただけに、これは仕方ないところ。ただ、時計が6F82.4〜5F66.4〜4F52.2〜3F38.1〜1F12.8秒とラスト1Fを要したあたりが気にはなる。
Eコースを半周して坂路馬場へ向かったのは、幸英明騎手が騎乗した
クラウンレガーロ(栗東・日吉正和厩舎)。前に
クラウンエンビーと
ザプレジデントの併走を見る形で3馬身ほど後ろから進めたが、その差が一瞬にして詰まったのがラスト2F標識付近。左ラチから素軽い動きで交わすと、あっという間に2馬身ほど差をつけた。相変わらず反応の良さが目立つだけに、一瞬の切れ味が要求される中山芝1600mに適性が高いイメージが沸く追い切りだった。(取材・写真:井内利彰)