園田競馬場(天候:晴 馬場:稍重)で行われた指定交流競走の第12回兵庫ゴールドトロフィー(第10競走・3歳以上・ハンデ・JpnIII・1着賞金2100万円・ダート1400m)は12頭が出走した。スタートして3番人気のJRAのティアップワイルドがハナを切って逃げた。向う正面では2番手に高知のコスモワッチミー、差がなくトップハンデの59.5キロを背負い単勝1.9倍の1番人気となったJRAのセイクリムズンや同じ59.5キロの2番人気のJRAのスーニ、5番人気の兵庫のオオエライジンらが3番手集団を形成した。4コーナーの手前では馬群の外を回って4番人気のJRAのダイショウジェットも差を詰めて最後の直線に向いた。直線に入って逃げるティアップワイルドは2番手以下を引き離し、最後まで並ばれることなく逃げ切った。勝ちタイムは1分26秒4。勝利騎手はJRAの石橋脩。外からよく伸びたダイショウジェットが3馬身半差の2着。3着は1馬身4分の1差でオオエライジン。セイクリムズンは直線では伸びず5着となり、スーニは7着に終わった。
ティアップワイルドは、父ワイルドラッシュ、母フォーティエース(母父フォーティナイナー)という血統。JRA栗東の西浦勝一厩舎所属の牡6歳栗毛馬。前走の中山競馬場でのカペラステークスは1番人気ながら5着に敗れたが、ここで重賞初制覇をはたした。通算成績は31戦10勝(中央競馬は28戦9勝)となった。
提供:ラジオNIKKEI