30日、笠松競馬場で行われた第16回ライデンリーダー記念(2歳・牝・ダ1600m・1着賞金150万円)は、道中は先頭と殆ど並ぶ形での3番手を追走していた阪野学騎手騎乗の1番人気ピッチシフター(牝2、愛知・川西毅厩舎)が、3コーナー手前から前を交しながら先頭へ。4コーナーから直線にかけて外から並びかけてきた、4番人気ユーセイクインサー(牝2、愛知・倉地学厩舎)の猛追を最後まで振り切って、クビ差凌いで優勝した。勝ちタイムは1分43秒8(不良)。
さらに1/2馬身差の3着に、最後方待機策からゴール前で脚を伸ばした2番人気ウォータープライド(牝2、愛知・塚田隆男厩舎)が入った。なお、3番人気エイシンルンディー(牝2、笠松・伊藤強一厩舎)は7着に敗れている。
勝ったピッチシフターは、父スズカマンボ、母サンディシフター、その父Crafty Prospectorという血統。道営所属時には、交流重賞エーデルワイスS2着など豊富な実績を引っ提げて前走から東海へ移籍。その緒戦となった前走、KBS京都展望プラス澤ブー賞では、3歳以上の古馬を相手に0.5秒差をつけて完勝。2歳馬牝馬限定重賞となった今回は、最後までしぶとく踏ん張り通して見せて、鞍上・阪野学騎手ともども待望の重賞制覇。通算4勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆ピッチシフター(牝2)
父:スズカマンボ
母:サンディシフター
母父:Crafty Prospector
厩舎:笠松・川西毅
通算成績:11戦4勝(重賞1勝)